379/1 12/04(Mon) 22:57:00W (4ad0b7d7618f610f22032976c29d807c) エリス「お父様!おはようございます!」 お父様「やあ、エリス。今日も元気そうだね。」 エリス「はい!とっても元気ですわ♪そういえば、お母さまはご一緒ではないのですか?まだ見ていないのですが・・・。いつもなら一緒に朝食を摂るはずなのですが・・・。何かあったのかしら・・・。少し心配だわ・・・」 お父様「ああ、お母様は今日は朝早くから仕事なんだ。心配しなくていい。それよりも、エリス。魔法の訓練は順調かな?」 エリス「はい!もうバッチリですわよ!いつでも魔法を使えますわ♪それにしても、この世界では魔力さえあれば誰でも魔法が使えるんですもの!」 お父様「ふふ、そうなんだね。しかし、過信は禁物だ。今日も私と一緒に魔法の訓練をしよう!今日は火の魔法を教えるよ?」 エリス「はーい!よろしくお願いします!(笑顔)じゃあ、さっそく庭でやりましょうか♪楽しみ〜!どんなことするんでしょう?ワクワクしますわ♪早く行きましょ!お父様♪(手をつなぐ)」 お父様「ははは!本当にエリスは可愛いな!(訓練場に行き)エリス、今日は火の魔法だ!「i'm stupid」と唱えなさい。すると火が出るよ。」 エリス「はい!わかりました!やってみます!えっと・・・im stupid!って唱えればいいんですよね?えいっ!(呪文を唱えると、小さな火が出て来てびっくりして目を瞑りながら後ろに倒れそうになるのをお父様に支えてもらい)きゃあっ!」 お父様「おお!エリスは筋がいいな!素晴らしい!では次は「I'm shit」と唱えてみなさい。上級の火の魔法だよ。」 エリス「はい!では早速・・・I'm shit!これでよろしいでしょうか?でもこんなに簡単に魔法が使えてしまうなんて不思議ですね!楽しいですわ♪もっと色々試したいわ♪あら?あれは何でしょう?」 お父様「素晴らしい!エリスの才能は本物だ!(遠くの街が火事になっている)エリス、君は素晴らしい。」 エリス「ありがとうございます!あの街は一体どうなっているんでしょうか?とても燃えているようですけど・・・まさか!?私がやったとか思われたりしないですよね!?(不安になってきて泣きそうになりながら)」 お父様「心配ない。あの街は元々廃墟なんだよ。それよりもエリスはとても優秀だねーもう一度魔法を使いなさい!呪文を唱えてみて。」 エリス「えっと・・・はい!分かりました!ではまた・・・I'm sucking you!!もう嫌っ!!!(悲鳴を上げて泣き出す)私は悪くないのにどうして皆私のことを責めるのよっ!どうしてよっ!うわぁあん!」 お父様「ど、どうしたんだい?エリス。誰も君を責めていないよ?」 エリス「だって・・・街の人が私を見て逃げていくんですもの!私何もしていないのにっ!なんでよっ!酷いわっ!みんな嫌いよっ!もういやっ!(大声で泣き叫ぶ)助けてっ!誰かっ!怖いよっ!」 お父様「落ち着きなさい。そんな君に素晴らしい魔法を教えてあげよう。i'm dumbと唱えてみなさい!」 エリス「ひっく・・・はいっ・・・! i'm damn it!ばかっ!最低よっ!(涙目で睨むようにお父様を見つめ)……あれ?気持ちが楽になってきた気がする…?」 お父様「そうだろう、そうだろう。それは精神安定の魔法だよ。」 エリス「すごい!凄いですわっ!これならいくらでも使えそうですわね!嬉しい!お父様大好きっ!(抱きついて)私、もっともっと頑張りますわ!」 お父様「はっはっは!頑張るんだよ!エリス。今日は三つも魔法を覚えたね。今日はこれくらいにしよう。魔法の連続使用は危険だからね。」 エリス「はい!では今日はこの辺にしておきますわ!では失礼いたしますわ!お父様!また明日もよろしくお願いしますわ!(笑顔で手を振りながら去っていく)」 そして翌日。 |