画像を拾ってみた
50/1 03/09(Mon) 01:23:06M
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映画レビュー板があるから趣味の映画鑑賞の記録でもつけてみます
田舎住まいなので公開中作品は車で1時間半の映画館が公開してくれないと基本見れない環境なので時事性なし
配信・過去作問わず 観たいもの探しなんかの役に立てたら
基本俺の鑑賞記録になりそう
過去に映画レビューしてたっぽい?あそみとはまるで別人です
50/2 03/09(Mon) 03:13:27M
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マリッジストーリー(2019)
昨今流行りの配信型映画で、年末年始に各賞レースを牽引したこともあり、配信元のNetflixで見た
所謂「恋愛・結婚モノ」として普遍的でありつつ人間関係・男女関係にまつわる新しい発見を得たり「こんなにお互い真っ当な二人がこうなるなら俺なんか無理だよぉ」と個人的な諦めも得たりジャンルものとして時代と娯楽にしっかり責任を果たした良い映画でした
アダム・ドライバーは幸運にもドラマ「GIRLS」(20代女性をテーマにしたヒットドラマ 個人的にそこまで好きではなかったがアダム・ドライバーの可愛さで全シーズン視聴してしまった)から認知しそこからの俳優としての黎明期の作品をほぼ見守ったこともあって映画終盤、これまでの集大成と言ってもいい演技シークエンスで心揺さぶられました
アダムさんは「言い表せない感情」を演技で人に伝える才能が本当にすごいと思う
そういえば出演作品も結婚モノがわりと多かったし今やキアヌやカンバーバッチに次ぐインターネット・ボーイフレンド(笑)としての地位にもあるアダムさん、「女が結婚してしまう男」をその佇まいと雰囲気で大成立させながら大作映画や社会派作品もなんなくこなす恐ろしい存在です

演技といえばこの作品で欠かせないのは見事オスカーを獲得した女弁護士役ローラ・ダーンも素晴らしかったです
キャラクターとしてはドラマ「ビッグリトルライズ」(ネットミーム化もした豪華キャスト・役者プロデュースの大ヒットドラマ クソ面白い)のレナータに似ていて俺はそっちがローラ・ダーンの魅力大発見大会!だったので個人的に新鮮な驚きがあったわけでもないが、「ほかの役者ならいい演技をしようとして大げさにスベるところを、ごく自然に圧倒的に演じきった」という何処かで見た映画評がピッタリだなと思った 映画のテーマとも言える重要なセリフを任された役でもあるため彼女の実力が大きな賞で認知されて評価された事がとても嬉しいなぁ
逆にスカヨハは手放しで見事と言えるけど、役者の演技鑑賞映画としてもトップクラスのこの作品ではなにかひとつ物足りない印象が俺はありました

全編喜劇調なのでところどころクスッとする映画なんだけど、ローラ・ダーン劇場とサラダ注文のシーンが「出た〜〜〜!!LA〜〜〜!!」って感じで俺はめちゃ好き
50/3 03/09(Mon) 04:38:23M
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パラサイト 半地下の家族(2019)

2019年公開作品として映画賞レース総ナメしたと言ってもいい上に韓国はおろかアジアの映画作品としての金字塔になったね 悲しいかなオスカー受賞後だったけど映画館でじっくり鑑賞できました
ものすごく映画らしい映画で、楽しくて、面白くて、「いったい、どうなっちゃうの〜?」みたいな日本配給映画宣伝お決まり文句が似合いそうな見やすいコメディでありながらその懐に忍ばせた物語としての肉付けが的確でスマート…そういう奇策に振り切ったわけではないアジアの純ドラマ作品が世界的な評価を受けた事に改めて鑑賞後、驚きと嬉しさがありました
とはいえ、そういうベースの作品なのに「展開が読めない」というストーリーテリングにおける発明があったり、表現におけるモチーフ使いが上手いあたり映画人ウケがいいのも納得

監督や主演のソン・ガンホの名前をネットやメディアでは多く見かけるけど個人的には妹役のパク・ソダムにはじまり母・家政婦・社長妻役の女優陣らコメディエンヌの優秀さに単純に舌を巻く作品だった
特に社長妻役のチョ・ヨジョンの一挙一動がめちゃくちゃ面白くてすごい笑ってしまった…悪気のなさが余計ムカつきとアホさを際立たせていたよね…いる!こういう美人妻いるよね〜!予告編のシーンここでの表情かよ!爆笑

甘い夢みさせんじゃねーや!的な意地悪構造を以ってして現実を目の前に曝け出すラスト含め、悲しみや怒りといった負の感情は幸せや面白さみたいな真逆のなかにこそよく溶けて混ざる
みたいな自論を個人的に信じてるんだけど、それをジッと感じる良い映画でした
50/4 03/10(Tue) 00:54:11M
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ビガイルド 欲望の目覚め(2017)

同原作による映画化作品「白い肌の異常な夜」が男性主人公視点であったのだが、ソフィア・コッポラ監督により女性視点として作られるという面白い試みの一作
ソフィア・コッポラ監督といえばオシャレ映画という感じだが今作も絵作りと光の表現は綺麗で良かったです
特に少女の歌声を使って女性たちが作る平和的な雰囲気を映像に落とし込む作り込みの丁寧さは見事 自身の持ち味をよく分かってるなぁと思う
ただ今回その監督の美的感覚やチョイスが悪く働いた印象もあって、俺自身がここまで「いつか見ようリスト」にINしてしまった理由でもあるのだが、メインキャスト3人がブロンド白人て…一人一人はいい俳優なのにこのポスターひとつとっても「めっちゃおもんなさそう」という没個性がひどい
混血・黒人キャラクターを全て白人化したこともコンセプト上の取捨選択だと思うがそれもやっぱり悪手な結果になった気が

ストーリーは、この視点変換がもたらしたものとしてキャラクターが抱く欲望には個々人の目的があり、違いに利用し合っていることがより鮮明になり見終わったあとなかなか味わい深いものがあった
しかしこの原作、また前映画化作品がそもそも男性向けポルノ的文脈から派生したスリラーというジャンル映画であったこともありここに現実的思考を持ち込んだ結果
「いや、そうはならんやろ」
という思考回路が目立って原作が露悪的な面白さで上塗りしていたキャラクター設定や物語のアラやチープさを浮き彫りにしてしまう踏んだり蹴ったり現象が…
故に事前知識やコンセプト理解がないと単一映画としても物語が動き始める終盤までは退屈なんだよな…
とはいえ個人的に見たこと自体にはなかなか満足のいった作品でした

余談だけど、どこでもよくある監督お抱え俳優制度、理解はするけど俺にとっては作品への余計な情報と化すからどうも苦手だなと改めて思った
50/5 03/10(Tue) 23:32:55M
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アイリッシュマン(2019)

「CGで俳優を若返らせる」という技術をほぼ全編で駆使し、表情での演技にも影響を与えず不自然さ0というトンデモ撮影を敢行したNetflix映画
これからの映画製作に思いを馳せてしまうね…そのうち特殊メイクが必要なくなってしまうのかな
しかもそういう映画を77歳のマーティン・スコセッシ監督が撮ったいう事実に遠い目をしてしまう…チャレンジと変革を恐れないその姿勢がクリエイターとしての価値を証明していると思います すげーや!

マフィアは時代によって形態をかえてもちろんイタリア、アメリカ両国(当然日本や各国も)に現在も存在しているのだけど、ゴッドファーザーのような家父長制的ファミリー型マフィアは既にクラシック化したんだな、と時の流れを感じずには居られなかったです
親父・兄貴・舎弟・義理・人情・暴力・殺し…映画だけでなく婿嫁ヤクザ化パロやマフィアBLをしっかり嗜んだオタクとして(?)も、「よしてくれぃ…スコセッシ…」とつらく胸に迫るシーンが多くありました 史実を扱っていることもあり、物語化させない覚悟を感じたよ
ゆえにガンアクションに重きを置いている訳ではないので殺しシーンの人間くさいことったらない
やっていることは結局、殺害、人殺し
それを経験で培ったであろうリアリティに準じた知識を元に、画角や俳優の演技で伝えきるすごさは贅沢な体験でありながら、言葉が見つからなかったです

俺が一番感動したのは、この作品は断罪ではないという所
綺麗事を捨てて時代や現実に向き合ってなお、誰のことも見下したり見放したりせず、あらゆる人に寄り添ってしっかり責任を取る、監督の深い眼差しが心に沁みました
拒絶される、というつらさを観た人全てが感じるであろう作品だからこそ、その思いが伝わってより苦しかったです
長い映画だけど、見る価値はあると思います
50/6 03/11(Wed) 22:46:07M
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ダウントン・アビー(2020)

2010年から放送された全6シーズンのイギリスの大ヒットドラマの続編映画
大河ドラマのような史実に沿ったフィクション貴族ドラマといった所だがこれがまあムチャクチャ面白いドラマで、個人的に今まで観た洋ドラでもトップクラスでした いや、なんなら一番好きかもしれないな
ドラマシリーズ最終回ではドラマを観続けた、ただそれだけでこんな気持ちになるなんて…と思うほどに、ありとあらゆる名場面が走馬灯のように思い出され心が折れるほど大泣きしたシーン、死ぬほど笑ったシーン、大好きなダウントンアビーのみんなの人生のきらめきであふれたひとつひとつが本当に愛おしかったです
歴史ものであるゆえか人生における名言セリフも多く、俺は大切に心にとどめているダウントンアビーのセリフがいくつかあります…2年前くらいまでは各配信サイトで字幕・吹き替え版どちらもしっかり完備されていた作品なのに今は主要配信先がアマプラの有料字幕版しかなくて悔しい
俺は吹替版で観たんだけど前のめりにコケてしまうような声優さん(失礼だけど洋ドラは本当に1人は出てくる)が脇役までいなくてメインキャラクターもすべて質がいい&変な誤訳がまるでないから吹替版がおすすめなんだがなぁ
ハマりすぎて字幕版でも一周してるんだが、ゆうて字幕もいいです

まあこれだけ熱く思う作品なので映画館に行って堪能しましたが長年愛してくれてありがとう、というファンサービス的後日譚でした ファン人気を一身に集めるバイオレットお婆様のブリティッシュ皮肉シリーズも冴え渡っており大満足
聴き慣れたBGMやダウントンアビーの内観を見てるだけで幸せ…
ドラマシリーズをほぼ完璧と言っていいクオリティで締めたドラマスタッフだけあって、ファンサービスのみで終わらずラストはドラマ版であらゆる困難や環境に耐え忍び、生き抜いたメアリーとトムにこの物語の「結末」を手渡したところで俺はもうマジで称賛の言葉しか出てこないなと思った
こんな稀有なドラマシリーズを楽しめた俺の人生にも乾杯!

個人的には本当に!?と思うがどうやら初見客も割と入っており、しかも楽しめたようでビックリ
ドラマシリーズ観たくなった!という感想をみかけてはニヤニヤしてしまいました
50/7 03/12(Thu) 22:20:25M
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レディ・バード(2018)

ティーン女子青春モノ
えらい人気で賞レースでも何度も題名を見かけたが同ジャンルで既に個人的オールタイムベストだと判断していた「スウィート17モンスター(2016)」を越えることはないだろうと完全にナメてたので後回しにしていた本作…
蓋を開けてみれば評判に違わぬ名作でした
今までのティーン女子青春モノが扱った「あるあるネタ」を全て網羅し、そこに新しく「ふるさとへの愛情」というスパイスを足して尚、一つの作品として綺麗にまとめあげた脚本はすさまじいものがあります 純粋にすごい みんな大嫌いプロムシーンもちゃんとあるよ(ほんとにアメリカの学生には改めて同情する)
逆に「これ以上このジャンル、今後やりようある?」みたいな完成品が出来てしまった印象すらあります

やっぱりティーン女子映画は潔く「永遠に続く日常」と向き合うところが好きだな、と思う
宇宙人とか超能力とかゾンビとかないから べつに
俺は映画視聴において「感情移入」とか「共感」はさして重要視していないのだけど俺にも10代の女子だった時代があるだけにどうしてもこのジャンルだけは「わかる…」とうなってしまったり、あまりのわかりに泣いてしまう、当時の自分を思い出してしまう、そんな瞬間を求めてしまいます
本当に不思議だな、と思うけど2002年にアメリカで暮らしてる物語の中の女の子となぜ「おんなじだ…」となってしまうのか 人間って不思議

個人的に特にウアーーーとなったシーンはイケてるグループにいると自分も仲間になったようで確かに高揚感があるんだけど、ある日突然そこが「自然と自分を偽ってないといれない場所」と悟る瞬間が来る、というところ
ハイ、あそみ 全く同じ経験あります
そしてそんなもののために自分にちゃんと居場所をくれた人と簡単にはなれてしまうんだよね 馬鹿としかいえない やめろ!馬鹿でごめんなさい
あとやっぱり特筆すべきは母娘関係 ドレスのフィッティングシーンはグサッときました 加えて巧みとしか言いようのない家族構成も素晴らしかったと思います
ニーチャンの彼女との喫煙シーン、めちゃくちゃ良かった

ちなみに…スウィート17モンスターとレディ・バード、どちらも比べる必要のない程いい作品でお気に入りだけど「よくぞここまで無様に描いて、演じてくれた」という一点において、やはり自分の中ではスウィート17モンスターにこっそり一票といったところです
50/8 03/13(Fri) 21:45:27M
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ブレックファストクラブ(1985)

今日、アマプラで視聴 見放題対象作品になってた
ピッチパーフェクトをはじめスパイダーマンホームカミングやパワーレンジャー等色んな映画に引用・オマージュされており、ハリウッドでは映画教養的扱いっぽい一作なので見てみました

ほぼ図書館の一室のみのセリフ劇なので舞台っぽい印象
閉鎖空間をうまく使った話の展開は脚本が冴えてて面白かったです
アメリカの公立高校をのぞける作品は現代でもあるから、内装というか学校の備品やデザインはやはり「アメリカの学校のそれ」なのでなんなら俺が生まれる前の公開作品なんだけど、それ程今との剥離を感じず見られて不思議な感じ
ファッションもリバイバル流行してるからみんなとてもおしゃれに見えます 髪型はさすがに古いかな?

現代からみるとこの名作から今がどう変わったのかが真摯に感じられて感慨深いものがあり、そして変わらないものもはっきり感じられるので、オマージュとして使われる理由もなるほど、と思います
(この文脈とは関係ないけど35年前に既にお寿司が謎のリッチピープル食として登場しててクソ笑った)
俺が既に若者でないことも関係あると思うけど、メインである生徒同士の交流よりも教師と用務員の会話シーンの方がとても胸に残りました
たった数秒のシーンなのだけど、決して悪役を「キャラクター」として終わらせない脚本のクレバーさと今から見てもハッとするセリフには名作たる威厳が感じられます

この作品から現代の間にはブラックライブズマター、スラットシェイミング、MeToo運動、ごく最近の映画トレンドとしては男らしさのもたらす害悪性の表現などなど、様々な問題が持ち上がり可視化され、大きく映画産業や映画界は変わり続けているし、なんなら身近な生活すら変わったけど、これはやっぱり「いい変化に違いない」と確信がいったな、とこれを見てかなり実感しました
作中の五人は今でも当たり前に生きてるし、同じような悩みを抱えてきっと泣いてるけど、今の方が息がしやすいんじゃないかと思うんだ
2020年から35年後、2055年にはブレックファストクラブがどんな作品になるのか興味があります

そして何でもかんでも恋愛関係にして終わらせりゃいいというストーリーも今は徐々に減り続けていることに改めて感謝
人の歴史と映画史とは積み重ねと反省なのだ…
50/9 03/16(Mon) 22:02:16M
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名探偵ピカチュウ(2019)

同名ゲームのハリウッド実写化作品
予告で比べた際、個人的に吹替に違和感があったため字幕鑑賞しました

公開時ネットで予告がバズったのを眺めたりファッキン癒し動画(https://youtu.be/tAA_yWX8ycQ)をみてたりした割に自分の中で熱が上がらず劇場を見送ってしまったのですがドダイトスのシーンを見たら「なんで行かなかったんだろ…」と本気で大後悔
今年の年始に原作ゲームの剣盾をプレイ(本当に面白かったです)して熱がグングンに上がった状態で見られたのは良かったのですが、剣盾も実はクリスタル以来のプレイで前記のドダイトスしかりエモンガ、ゲッコウガ、ドゴームあたりのポケモンが初見だったのも悔しかったです
知っていたり愛着があるポケモンのシーンがあまりに「ああ……!!(悶え)」となっただけに特にゲッコウガを知らなかったのはあまりに…あまりに…
実写化にあたりファンの愛情に応えようという意気込みの強さとポケモンシリーズへの愛を確かに感じただけに受け手である自分もその思いに答えたかったな…と思ってしまいました

ポケモンの表現は「ゲンガーが可愛くなァーーーい!」等短絡的な不満はあれど、個人的には生物として解釈するための試行錯誤(と思われる造形)が面白かったのと、ポケモンの個々の特徴を活かした様々なジョークシーンにウケた&感心したこともあり◎
特にアガったのはバトルシーンで、地下格闘技を思わせる違法ポケモンバトルは「あーもう、一生観てたい…」と願ってしまうくらい雰囲気も映像もたまらないものがありました
ゲームでもそうですが、やはりポケモンの醍醐味はポケモンバトル これに尽きます
もしまたポケモンが実写化する際はトレーナーによるポケモンバトルをメインにして欲しいな

ストーリーはややチープな部分があり、とくに悪役の思想が「何故そうなる」となってしまった点は若干残念
原作ゲームをやってないため不明なのだが、原作準拠との都合?
だとしても、もう少し実写映画レベルとして納得できる工夫があれば嬉しかったかな…とはいえ始終軽い気持ちで観れたのであまり気にはなりませんでした
ラストはVFX演技ではない役者対役者の演技の力もあって感動的

あとは、ただもうピカチュウの全てが狂おしく可愛いです
50/10 03/18(Wed) 22:49:18M
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我が家のおバカで愛しいアニキ(2011)

日本劇場未公開、アマプラ対象作品
アマプラをディグっていたら脇役まで有名な俳優たちが揃ってるのに聞いたことない作品だったのでビックリしつつ視聴
低予算製作のホームコメディだが、これが個人的に大当たり!気軽に見れて面白く、可愛らしくてハッピー!
お菓子を片手にゆっくり映画を楽しみたい時やながら見、心を休めたい時にこういう作品があると本当に重宝します
しかもかわいいゴールデンレトリバーまで出演してくれてまさに至れり尽くせり…

基本俺はこういったコメディ映画でも何か引っかかることがあると「この描写を入れる意味がわかんないし、考え方が嫌い」と荒んだ目で監督や原作者をwikiで調べ、ハイもうお前の作品は見ません〜と記憶しておくネチネチした人間なんですが、本当にストレスなく見られて、始終軽いタッチでありながらストーリー構成のセンスの良さを感じて驚きました
言ってしまえば家族モノなので、いくらでもドロドロさせられる話なのだが、人間らしさを出す描写の軽快で上品な魅せ方が上手い! キャラクター別の衣装や音楽、美術などもとてもこだわりを感じるし、決して「安い映画」ではない良作だと思います

ズーイー・デシャネルといえば500日のサマーが日本では代表作といえそうですが、彼女の良さは個人的にはドラマ「ニューガール 」でのコメディエンヌとしての表情の豊かさだと思っていて、本当にコメディ作品でのズーイー・デシャネルは輝いてます この作品でもシリアスとギャグの表情の使い分けが本当に上手ですっかりファン…いい女優さんです
主演はマーベル作品アントマンのポールラッド、次女は公開中の新作映画「チャーリーズエンジェル」で監督業も絶好調のエリザベス・バンクスが演じていたり、本当に豪華で楽しい!
個人的にあれ?あなたどこかで…?と思った三女の恋人役がソーシャルネットワークの弁護士さんでアハ体験!
映画はこういう俳優さんとの出会いも楽しいですよね

チャーリーズエンジェルが見たいのになかなか地元映画館で公開が決まらず悔しい 2ヶ月遅れとかでもいいので頼む!
50/11 03/20(Fri) 05:38:39M
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イップ・マン 序章(2008)

3作目の「継承」が話題だったとき気になっていたのだが前2作を観ておらずウジウジしているうちに見逃し…最終章が5月に日本公開とのことで観るなら今しかねぇ!というわけでイップ・マンシリーズに乗り出してみました

主演のドニー・イェンは「トリプルX:再起動」や「ローグ・ワン/SWストーリー」などのハリウッド作品で既に観ていてお気に入りの俳優だったのだが、なるほどイップマンのドニー・イェンはたまらないものがある…俺も映画後半では「イップマン!イップマン!」と拳を突き上げて観てしまいました
寡黙で優しく、武人そのものたるイップマンがドニーイェンの真面目で育ちの良さそうな端正な容姿とピッタリ合っておりとてもいい!詠春拳の所作やアクションは評するまでもない素晴らしさでした とはいえ、感情表現での演技も長けていて、自分と武道のあり方の無力さを愛する妻へ打ち明けるシーンでは思わずイップマンの心中を思って泣いてしまいました
イップマンの家族、そして武道を思う複雑な幾つものシーンを表情と少ないセリフで見事体現しきっていたと思います

実在の人物の伝記と思っていたのだが、カンフー映画としてもしっかり成り立っていて(アクション監督はサモハンキンポー!)華やかで画面映えする中国拳法が余す所なく味わえるのも嬉しい作りでした
そしてやはりビックリしたのは三浦将軍役 池内博之の初挑戦とは思えないアクションシーン…!1ヶ月程練習期間があったとネットでインタビューを読んだけど、それでここまで仕上がっているのは撮影監督も凄いが、なんという俳優魂!ラストの大一番はアクションの名手でもあるドニーイェンに決して見劣りしなかったです
俺は観終わってからインタビュー読むまで「池内博之ってアクションやってたんだ、知らなかった」と経験者だと思って疑わなかった
正直、通常演技の方は…ぎこちなさが残り指の拳銃で頭をBANG⭐した所などは何故か俺が照れて顔を伏せるというはずかしめを受けましたがそんなことは些細なことです
逆に、三浦将軍の腰巾着を演じた最低のゴミクズメガネこと佐藤大佐役 渋谷天馬(知らない俳優でした)は最高に憎たらしい日本兵を細部まで演じていて感心しました
あの歪んだ口元が嫌らしくてほんと最高 中国でも引き続き俳優として活躍しているようで納得です すごいなぁ

シンプルで分かりやすいストーリーと見応えあるカンフーアクションはまさに中国映画のそれ!という感じですごく楽しめました よし、次は「イップマン 葉問」だ!
50/12 03/26(Thu) 16:07:01M
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イップ・マン 葉問(2011)

これは妻の気苦労の分!女の団結パンチ!
( ' ^'c彡☆))Д´)オラッ
というわけでイップ・マンシリーズ二作目です
2011年製作としては、前作同様、充分な程イップ師匠の愛妻家ぶりを上手に描いてますが、さすがに一発お見舞いしたくなったぞ 理由は本編を

前作に引き続き劇伴を日本人の作曲家、川井憲次が制作しているのだが、今作を観て本当に楽曲の素晴らしさに感服しました
冒頭から荘厳なメインテーマがかかるのだが、耳に流れた瞬間に前作の感動やストーリーが思い出されてすぐに物語に没頭できた
調べてみたら俺の大好きなアニメ、らんま1/2やモブサイコを担当していてビックリ…もしかしなくても音楽界では大変に有名な方でいらっしゃるのでは…?無知で恥ずかしい
とはいえ、さすがというべきか「調べさせる」ほどイップマンは音楽が本当にいいです
なのに、エンドロールは謎の中国ロックミュージックで余韻台無し(ロックへの文句ではない)
日本同様、製作会社の都合?もしくは、今作が英国との異種格闘技戦がメインであったことでこうなった?どちらにせよ、少しがっかりポイントでした

前作があるからこそはっきりと感じるのだが、このシリーズは話の筋が「対権力」であり、暴力行為の助長ではないことが特に素晴らしいなと思う
それが中国武術における理念であったり、「中国武術は自己修養だ」というこの作品が繰り返し伝えていることをきちんと観た人に届けられる構造になっている
こういう製作者サイドの品の良さというか、クリエイターとしての伝え方のうまさはカンフー映画というエンターテインメントだからこそ良いなぁと思います
安心して楽しめる、これはすごく嬉しいこと!

そしてついに!前作ではアクション指導に徹していたサモ・ハン・キンポーとドニー・イェンの共演 もうそれに関してはブラボーとしか言えない
前作よりワイヤーアクションが大幅に増え、より華やかになったこともありたまらなかったです
やっぱアクションっていいなぁ!大興奮!
そして英国人ボクサーのツイスターを演じたダーレン・シャラヴィも本当にクソ野郎で最高でした…なんだその肉体は…最高じゃないか
個人的にもし自分がめちゃくちゃうまい俳優になれたら、最高の悪役を演じて喝采を浴びたいなぁと思ってるんだけど、やっぱこういうストーリーでクソ野郎を演じ切る俳優ってカッコいいと思います 俺は見てるぞダーレン・シャラヴィ

現在あつまれどうぶつの森に夢中なこともあり、近隣の上映情報あつめや鑑賞がおごそかになってますが感想書くの思いのほか楽しいので、頑張ってこのスレ100までやりたいなぁと思ってます
次は待ちに待ったイップマン 継承!楽しみだ…
50/13 03/28(Sat) 08:13:17M
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イップ・マン 継承(2017)

楽しみ過ぎてサクサクッと見てしまいました
それにしても、ここに試聴記録をつけてて本当に良かったなと思うのだが、前作の感想の大半が本作への大きな伏線になってしまうとは……拳はもう下ろしました
逆にいえば、この映画を俺はきちんと楽しめているなと思います

前二作が「対権力」であると書きましたが、それをふまえて今作ではそことは決別し、「イップ・マン」の新たなストーリーを構築していました これは続編映画、シリーズものとして称賛に値するチャレンジ
リスクをとり、そして成功させるって言うのは相応の気概がないと出来ないものです ウィルソン・イップ監督の力量をしっかり味わいました
そしてそのチャレンジが、一作目でも言及した通り、ドニー・イェンが「アクション」だけのスターではない証明として働いてることがまた素晴らしいのです
冒頭のブルース・リーとのやり取りでの清々しい威圧感、数々の妻とのやりとり、シリーズを通して粛然とした演技を貫きつつも決して「感情がない演技」ではなかったことの凄まじさたるや! イップ師匠の心が壊れた音を、見事、ただの一言も発さずに表情のみで伝えきったシーンではたまらず号泣してしまいました 涙で画面がみえない!一時停止!
また、ティン師匠とイップ師匠、そしてポー刑事が窓辺でしがらみと正義を語るところなんかは現代にも大いに通じる大事なセリフの応酬で俺も耳が痛かったです
観た人間が思わず姿勢を正さずにはいられない白眉のシーンでした

そういったストーリー部分だけでなく、アクションムービーとしても決して妥協せず新しいものを見せてくれるのも嬉しいところ!今作はなんとマイク・タイソンとの共演!
事前情報として予告編も特に頭に入れてなかったので出てきた瞬間「今作、マイク・タイソンでてるの!?」と爆笑してしまいました そんなワクワクアクションシーンでは、笑える程のパンチの重みを遺憾なく発揮!
詠春拳は女の拳法、と一作目で言及がありましたが、たしかにこうして1発で命を脅かすモンスターが出てくるといかに詠春拳が手数で打撃を与える格闘法かということが伝わって良かったです アジア人は身体が小さい(ドニー・イェンが身長が低いことがまたいいんだよなぁ)からこそやはり俊敏さで圧倒するのがセオリーとなってくる、そんな「生まれ持った武器を生かす」のも同じアジア人としてはどうしても興奮してしまいます
そしてアクションムービーの十八番、エレベーターアクションまで扱う今作、アクション監督が前作までのサモハンキンポーから変わりユエン・ウーピンとなった模様
カメラワークがより洗練された印象です 俺の好みとしてはサモハンキンポーの方が好き…と思いましたが、継承、と題がついていることからもこれはこれとして楽しめました
大一番の詠春拳VS詠春拳に関しては、迫力はあったものの思いの外スッキリと終わってしまった印象があるのは今作がストーリー構成を刷新したこともあり致し方なかったのかな
とはいえ、マックス・チャンは男前だしアクションも素晴らしかったです

あと…
これも致し方ないのだが、こ、子役の質〜〜!という部分が多少気になりました
でもこれは日本やハリウッドで活躍する子役が異次元であることで俺の目が肥え過ぎたのは絶対あると思うんですよ
本来、子役はこのくらいで良いものだと思うし…とはいえ改めて日本の子役のレベルの高さを実感しました 逆になんで子役だけこんなに育成が進んでいるのか謎です

なにはともあれ、イップマンシリーズ本当に楽しめたし大好きになりました
5月に新作がみれるのか〜!やったー!楽しみがふえました
50/14 04/22(Wed) 22:33:55M
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映画クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃(2015)

歴代シリーズは映画一作目アクション仮面VSハイグレ魔王〜ヤキニクロードまでの全作+三分ポッキリ、B級グルメ、ロボとーちゃんのみ鑑賞済
藤原啓治の逝去を知ってから既に鑑賞済みだった映画(結局5作も見た)を観ては爆笑していたのですが、未見作品もこれを機に観てみました
余談だが、歴代作品調べていたら未見作品が半分ちかくになっており、え…時立つの早……と知らぬ間に過ぎていった年月に慄きました

パラレルワールドではない実在のメキシコが舞台になっていて、冒頭から「野原一家死ぬぞ」と無駄についたメキシコの麻薬カルテルやギャングの裏社会知識で混乱してしまったのだが、白い粉は登場しないものの、特に必要に迫られていない形で銃描写があったのには少し驚きました
いうてメキシコだし、様々な形でチャレンジをしている映画シリーズなので特に問題とは思わないが、子どものころから映画館に行って見ていた直撃世代的にはかなりカルチャーショックでした
戦国大合戦みたいなものもあるとはいえ、登場させないほうに無理矢理全力投球するような作品だと思っていたので…

脚本はかなり試行錯誤が感じられ、小ネタも多く、作画も綺麗で良く動き総じてめちゃくちゃ頑張りを感じられる作りなのだが、その試行錯誤が個人的に「上手くハマってない」と感じます
多くの部分が銃描写のように「わかるけど、そういうもんだっけ?」ということがとても多いです
今作はみさえが何故かしんちゃんに叱りやツッコミではなく常時冷静に指摘をしている(そのためしんちゃんのお下品ギャグがスベり続ける)のだが、みさえは母親という大人ではあるが喜怒哀楽がハッキリしたハイテンション女のはず…だとか
シロとひまわりがただの犬と乳児になってる…だとか
メキシコの新キャラたちの成長や変化にストーリーがない…だとか
伏線って、そういうことじゃなくない…?だとか
あげると些細な事でも結構キリがないのだが、「物語とは理由付けすればいいというものではない」ということを個人的にすごく実感した作品でした
俺がクレしん映画に求めているのは「ハチャメチャさ」なのかもしれません
あとここはかなりイラッとしたのだが、しんちゃんは綺麗なお姉さんにデレデレしたりナンパはしてもお姉さんの脱ぎ捨てた服の匂いを嗅いで興奮するということは絶対にしない!と思ったあたり、今作のスタッフと俺のキャラ解釈の違いの問題な気もします
今作では大ヒロインの風間くんもあそこまで湿っぽい気がせず、カスカベ防衛隊の中で風間くんのみをクローズアップするのも違う気がしました(※同人としてなら絶賛した)

良かった点としては、敵(サボテン)がマジで怖い、というところとその敵設定にサボテンの特徴を活かしていたのがとても上手かったところです
池上彰でその設定の説明を加えるのも手が込んでいてかつ、笑えるので面白かったです

前述のとおり苦労と試行錯誤だけはしみじみと感じたのは確かなのが切ないところ…コメディ作るのって本当に難しいと思います…
俺はヤキニクロードの多摩川のタマちゃんのシーンとか狂おしい程好きなのだが、本当にあんなこと誰が思いつくんだよ、と思うしギャグって努力じゃない、センスと才能の世界だよなぁ…創作とは時に残酷…
今後ともクレヨンしんちゃん映画には絶えず頑張って欲しいものです
50/15 05/11(Mon) 22:09:20M
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ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから(2020)

Netflix映画
ハイスクールの青春ストーリーに時代性とスパイスを効かせた話題作
舞台はアメリカの小田舎町とのことだが、スクアヘミッシュってどこ……?と思ってググったが一切情報が出てこなくて大混乱
え?どこ州?人種分布は?フィクション?
たった1つの中国系一家とオール白人クリスチャンの町というのにクエスチョンが付き纏い若干集中できなかったが、グリネル大学の話が出たので白人率90%超のアイオワ州…?と推測
だが最後でアイオワ州外と思われるセリフも出てくることでかなり混乱してしまった…詳しい記述のある記事もみつからなかったがアイオワ州ということにしておこう…

何故そこまでこだわるのかというと、この話、かなり「土地性」が出ている話だと個人的に感じたため
登場人物が閉鎖的で変化を嫌う保守的なキャラクターが多いなと思った 革新的であると評価をうけている作品の割に全てにおいて描写はかなりプロトタイプで古臭い気がしました
不思議とどこかスウェーデン映画を思わせる雰囲気です 主人公も監督もアジア系ですが

正直なところ「まったくハマれなかった」部類の映画で、俺には壊滅的に合わないなと…
青春恋愛コメディがこういった形で作品になったこと、主人公を演じたリーア・ルイスのタレント性には興味も面白さも感じるけれども物語としてはコメディ部分含めて上手くない気がします
悪いほうの、「Netflix映画」という感じ

ラブレターの代筆を1通で終わらせないのは物語上しょうがないうえに、それを淡々と黙認する「善人らしい」ポールも物語上しょうがないし相応の罰もあるのだが
普通に「っていうかもういいかげんやめなよ…」という謎の罪悪感
愛の前にモラルは!君たち!
あと単純に時間と描写が足りなすぎる気も ドラマ作品向きだったのでは…う〜ん…
50/16 05/31(Sun) 01:51:29M
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タリーと私の秘密の時間(2018)

同じ制作チームのジュノ(2007)とヤングアダルト(2012)が好きな映画で、もちろんシャーリーズ・セロンは大好きな俳優
冒頭の延々と繰り返される母親業の描写や各俳優のアクトはとても良かったです

この映画は終盤に仕掛けが用いられる類の映画で、その仕掛けまでのステップも見返してみれば納得はいくかな、という感じなのだがこの仕掛けを用いる事で何を伝えたいのかを俺がイマイチ飲み込めなかったです
若さと将来の人生のギャップ?
子育てにおける父親の幼児性&育児参加問題?
母親のセルフケア問題?
もちろんその全てでもあるのだろうけど、着地が不安定なせいかどれも空中に投げられたままなのが少し違和感がありました

と、ここまで下書きに書いて気がついたのだが
よく考えたらヤングアダルトの終わり方(あの終わり方好きです)も変わってたこと思うと
「そういうことじゃねぇんだよなぁ」
がエンディングの正解のような気がして来ました
気がついた=解決ではないし、人生そううまく行くわけないしね…そう考えるとあの終わり方、リアルです
そして、長男がラストで語るセリフはかけがえのない答えでもあるわけだし

俺が冒頭の育児シークエンスで「こんなの、なんとかしないと」と思ったからなんとかなって欲しかっただけなのかもしれない
でも、実社会でどの国だってひとつもなんとも出来てないこと考えたら「スッキリ終わって欲しい」なんて俺の傲慢かもしれない
この映画は問題の可視化を担ったのかもしれないです

感想を書いてて映画の解釈が変わる貴重な体験をしました
いつかもう一度見返したいな
50/17 06/05(Fri) 03:58:19M
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500ページの夢の束(2018)

この邦題なんなの?
百歩譲って「427ページの夢の束」やろが!!427ページだからだいたい500ページね!ヨシ!^^というその発想があまりにも自閉症を扱った作品へのリスペクト0で無神経で鈍感で横暴で無知世界大会優勝
真剣に邦題考える気ないなら「プリーズスタンバイ」ってそのままカタカナにしろ!って何度も言ったでしょ!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
邦題決めた人間が頑張って作ったBL本が勝手に「ドキドキ!チンポ恋慕情」というタイトルにされて絶望しますように

童顔ブロンド女優大好き大国日本でも大人気のダコタ・ファニング主演だったけど、正直演技面では俺は若干のマイナスをつけるかな…と
自閉スペクトラム症は多種多様で演じ方をマニュアル化できるものではないけれど、ゆえに多くの作品で多くの俳優が挑戦して演じてきた題材でもあるのでやっぱり比較してしまいます
あまりにも「キュート」に振り切れ過ぎかな

それは映画自体もそうで、
「自閉症の人が一人でバスを乗り継いでLAまでいく」のはギリギリ可能と判断できるけど
「自閉症の人がチワワを連れて一人でバスを乗り継いでLAまでいく」はさすがに荒唐無稽すぎ
そもそもがかなりギリギリのリアリティラインであるのにマジでその存在に「かわいい」しか役割が当てられていないチワワを登場させたことで話の核がボロボロです
こうなってくると、見ているこっちも徐々に話がどうでも良くなってきてしまうし、主人公を心配しているキャラクターのシーンもすべて寒々しいものになってしまいます
なんかもうこのチワワ、出資した人間のペットで出資条件にペットの出演って無理難題を出されたのかもしれない…
※ないとも言えない話なのがハリウッドワールド

とはいえこの話、「ロードムービーではない」というところがニクい所で、結末はとても温かい作品でした
決して良く出来ているとは言えないけど、特に二次創作に勤しんできた人間にはグッとくる部分もあり、楽しく見られました

〜余談〜
作品全編にスタートレックオマージュが散りばめられた今作、主人公の脚本が完全にスポック×カーク船長のスラッシュで「あら…お仲間ね……?」とたびたびほくそ笑んでしまったのだが、死ネタでワロタ
427ページの同人誌としてむぱらで販売希望です
50/18 06/14(Sun) 19:40:11M
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マダムのおかしな晩餐会(2018)

意図せずトニ・コレット出演作が続いてしまった
若い人にはリトルミスサンシャインよりもヘレディタリー継承の出演のほうが記憶されているイメージ
なにやらせても上手いなぁと思います う〜ん俳優ってすごい!

フランス映画でありながら英語主体かつアメリカ人夫婦を軸に話が進んでいくという部分もそうだけど、全体的に面白い作り込みをしている映画ですごく楽しめました
会話劇内のセリフのひとつひとつがかなり作り込まれていて、フランス映画のいい所がきれいに形になってます

ラストは受け取り方を間違えないように気をつけたい所だけど、逆に受け取っている人も多く見えて個人的に少しモヤモヤ
これはかなり分かりやすい…と思うけど結構多くの人が「なんでも良いように丸くおさめたがる」癖があるなと最近個人的に思う
もしかしたら脚本家もその「考えることや事実を見るのを面倒くさがる事」を見越してあえて説明しない選択をしたのかも?
それでも観る人間を信じているなと思わせるクレバーな仕上がりには拍手!
ラストシーンという一点に絞ってもかなりお気に入りです
50/19 06/21(Sun) 03:02:18M
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ミッドサマー(2020)

おお、やった!すごく面白かった!
と、いうのも…
アリ・アスター監督長編デビュー作の「ヘレディタリー/継承」は実はあまりフィットせず、モヤモヤしていたので二作目のミッドサマーはかなり期待&見極めようとしていた一作でした
ヘレディタリーは序盤や音の使い方は大好きだったのだが、終盤とラストは「へぇ…あっそう…(大興醒め)」になってしまい、ノりきれなかったのがなんか寂しかったんだよな
今作は最後まで楽しめました

序盤で既に「あっやっぱり、音の使い方がすごく上手いや!」と再確認
ミッドサマーはどういうジャンル映画かなかなか定義し辛いけどとりあえずホラーと仮定して、ホラー作品ってやっぱり音が命、センスの見せ所かなと個人的に思うのでこの一点だけで良作と言っていいくらい上手いと思います
BGMやサウンドエフェクトだけでなく、俳優の声のトーンなんかもかなり意識的に調整してるんじゃないかな?
絶望の慟哭の場面なんかは完全に引き込まれました
なので直接監督が演技へ介入している字幕版の方がアリ・アスター作品はベターかなと思います
主演のフローレンス・ピュー、もったりとした「おっ大学生!」という感じの体型や服装もさることながら、声色を変える瞬間なんかも上手くてすごかったです
話題の女優さんだけある!要チェック!

理由付けはあれど、細かい部分の設定に若干無理があり、かつ、やりたいこと盛り過ぎてまとまりきらなかった感があるのが気にはなります
即ディレクターズカットで20分も盛ってきてますが、そもそも2時間超の作品なので「作るの楽しかったんですね…」という感想 笑 でも割と長めの公開版ですらこっちも「えー!もうちょっと観たーい」となったのでこのホルガ村と夏至祭の舞台設定と監督の作家性がかなり合ってたんじゃないかな
クリスチャンがブッ飛んでるとはいえ小屋へ向かうのは流石にわろてまいますわ、と思った(そうはならんやろという意味で)けどその後の儀式の絵面をみたら「とにかくこの画が撮りたかったのね」という優しい笑みが溢れました
高齢女の全裸好きだよね〜〜!高齢女の全裸が異様で恐怖だってことかオイ!こんにゃろが!
一応恋愛関係というテーマもあったので、クリスチャンへの一連の仕打ちは「望んでない相手から永遠にアピールされる気持ち悪さ」に終始してたら個人的にはもっと気に入ってたかなと思います

太陽の下での明るいホラーという挑戦もうまくいってるし、俺としてはヘレディタリー/継承からよりキャッチーで監督の特色も上手く出た今作はすごく面白かったです
純粋にアリ・アスター先生の次回作にご期待下さい!という気持ち
次回作も楽しみ!
ビックリするのが苦手なホラー初心者とかにも個人的におすすめで、かなり見やすく楽しいホラー作品だと思います

余談…
人間が人間をどうしようと勝手だけど熊には本当に良い迷惑ですよね
50/20 07/05(Sun) 07:53:32M
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ハスラーズ(2020)

日本公開がかなり遅れるだけに飽き足らず、コロナ過で観に行けないという憂き目にあって尚、大期待大会優勝作だったわけだがそんな膨れ上がった期待も優に満たして余りある大傑作でした
2019年度オスカーにガン無視されたのが本当に意味不明
ごめんね、ローラ・ダーン…君も最高だったわけですが、もう2019年度助演女優賞はジェニファー・ロペスですわ
これはもう間違いないので俺の脳内にはそのように記しておきます
というか演出もかなり良く、作品としてもめちゃくちゃ高レベルなことに毎シーン驚いた

無敵のシスターフッド映画というキャッチコピーを掲げていた作品なんだけど、まさにディスティニーとラモーナの関係性萌え映画…というか関係性萌えを好む人でこの二人に掴まれない人間いる?ラストの電話シーンは画も演技もすばらしかった…何も言うことがない…
思っていたよりもコンスタンス・ウー演じるディスティニーの落涙シーンが多く、途中で「感情の表現を涙に頼って欲しくないなぁ…」と思いかけたんだけど、事の顛末まで味わって感動で呆然とした頭で思い出すのはディスティニーの切なくて、坂道ばかりの人生と共にあるラモーナとの友情の思い出であり、やはり溢れてしまうのは涙ばかり…
逆にラモーナは決定的な別れのシーンや思い出を語るシーンですら涙は流さないことがそのディスティニーとラモーナの対比でもあるわけで、ラモーナという人をその演出で語ってくるいい判断だったと思えました
そうなんだよな、ディスティニーは賢いし強いけど、決してひとりでそうなれるわけではないんですよね…ヒーン…
泣き暮れず、常に生きる道を探すラモーナといてこそ自分の力や賢さを使うことが出来たんだよね…
そんなディスティニーのラモーナの出会いのシーンはもう今作でも極上の出来!ジェニファー・ロペスの本領+努力の大成果!体幹の鬼!褒めしか出てこない!逆にカーディBのシーンは謎!圧倒的ゲスト!

あと洋ドラ「ハンドメイズテイル」からのブレイクであると思われるマデリーン・ブルーワーが最悪の女として出演してて大興奮
彼女、イカれた女やらせたらマジで右に出るものがいない!
まだまだ若いし物凄く綺麗な人なのに、こんな薬漬け顔になる不思議…今や映画よりテレビドラマの配役の方が下という価値観も薄れてるけど、それでもドラマから銀幕デビューする俳優を見るのは嬉しいし楽しいね
みんなスターになって夢をかなえてくれ〜!
50/21 07/11(Sat) 18:16:34M
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オールド・ガード(2020)

Netflix映画
面白すぎて混乱するという体験をしました

シャーリーズ・セロンの出ている映画は必ず見る侍と申す者なので「主演か、見よう」という単純明快な理由で何の事前情報もなく手が自動的に再生ボタンを押したんだけど、そのおかげで最初から最後まで「そういう話なのですか…?」と驚きと身震いと嬉しさと面白さで永遠に混乱しながら観ました ※映画の内容が混乱するという意味ではない
ここ見てくれてるあそみひとりもいないと思うので意味のないことなのだが、偶然ここを読んでしまい、ついでにこの映画について何も知らなければすぐNetflixへ行ってこの映画の再生ボタンを押したほうがいい 絶対に

見終わってすぐ書いてるのでまだ混乱しているのだが、どうやらアメコミ原作の様子、しかしマーベル&ディズニーの金に捕まらずに映画化しこの社会状況の中、誰でも見られるNetflixで公開したことを心の底から褒め称えたいです
本当にありがとう…すべてにおいて感謝しかない
っていうかシャーリーズ・セロンってマジでバケモノじゃないですか…?彼女のここ10年の仕事は普通に神の身技としか思えない……というか生い立ちエピソードのことを考えれば生まれた時点で既に特別な人間なのではという感じですけども
そういう俳優ということも相まって300%完璧にシャーリーズでなければ完成しないストーリーと役柄でした
逆にシャーリーズじゃなければ、すべてが寒々しく終わっていてもおかしくないとすら思います いや本当に…
ここ何年かで飛躍的に上手くなったアクションシーンはもちろん、ガンアクションもとても良く、最近特に発展の激しいFPSゲーム的な画面構成も最高にアガりました
今ちょうど、俺が映像美を売りにしてるラストオブアスPart2をプレイしてることもあり、「ゲームもすごいけどやっぱ映画もすげぇなぁ……!!」と興奮しどうしでした

そしてやっぱり興奮してしまうのはニッキーとジョーの愛-ラブ-ここに新たな伝説を生むやおいが生まれた…
輸送車での全てのオスを置き去りにした時代を超えたロマンチックキスは本当にセリフ込みで素晴らしかった
愛って…愛って素敵……

しかし冷静になってみると(※1000年の愛を考えていたら冷静になった)敵周辺の事情が結構陳腐で、冒頭の考え込まれた脚本とかなり高低差が…役者の演技の仕方も疑問が残る(ハリーポッター出身の子役育ちだけど、それが悪く出てるなと思う)けどまぁ全部死んだからまあどうでもいいか…と思考停止してしまうくらいには面白さが勝っていました
コプリーがまとめたエンドクレジット前の〜ここまでのおさらい〜的ウェビングシーンも音楽が良くて本当にアガッて良かった…
そうそう、HIPHOPも多く使われた音楽も全て良かった!サントラ欲しいなぁ…

続編、本当に楽しみです
50/22 07/15(Wed) 07:05:22M
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JOKER(2019)

DCコミックスの代表的ヴィランであるジョーカーを題材に、新しい視点と物語構築をして見せた意欲作
公開時、正直あまり見る気になれませんでした
恥ずかしく思っていても治せなくて情けないのだが、自分はかなり作品に影響を受けやすいところがあって、それが好きな作品の世界観への没頭→幸せ!として出てくればいいのだが、クソだなと思ったら長くイライラしてしまったりつらい映画だとそのつらさを結構引きずって落ち込んでしまうんだよね
元気!なときは作品が良かろうが悪かろうがスッと日常に戻り、切り替えれるのだが…
おととしあたりから元気な日がなかなかに少ないため、この作品は見るのがどうにも怖かったです
どうしてもアーサーに共感するだろうなということはもうトレイラーの時点でわかり切っていたので…でも、やっぱりホアキン・フェニックスの演技は気になっていたし、「オールドガード」が最高だったテンションに助けられて見てみました

「ジョーカー」を描くという取り組みについてはかなり「うまくて」、「ずるい」方法を取ったなと感じました
しかしやりたいことはしっかり観客に伝わるので、やりたい事のための選択としてこのストーリーテリングは個人的にアリかなと思います DCコミックス信者でもないので…
ホアキン・フェニックスは文句なく凄かったです
こういう作品にここまでの仕事をして、もちろん圧倒的に評価されたこと含めなかなかある事ではないし、我々観客もそうそう見れるものではないので素晴らしいというより、有り難てぇな…と思いました
俺もハリウッドでは「企画され撮影され公開されること」自体がアホみたいな試練の連続だということくらいはわかるので難しい企画をやりきった関係者みんなにお疲れ…という気持ち
自分の血を指で吊り上げる、最高にアガるシーンではずっとゾクゾクしてました

look what you made me do…ではないですけど、(急なテイラー・スウィフト)結局アーサーも口にしてた通り、所謂「無敵の人」ってそうなったんじゃなくて作られたものじゃん、って思います
この作品やいま起きてる社会状況とかを見て、まだアーサーを「かわいそうな人」扱い出来る人とかって本当に心があるのかなって純粋に思うんですよ…だとしたら、やっぱ「じゃあもう殺そう」くらいの反撃しないとラチ開かないんすか?っていうね
俺はなんと言われても、人に手を差し出す人間でありたいな
人を思いやれない人間になりたくないな
人に優しい人間でいたいなって思う
それって実際、綺麗事でもなんでもないと思う
自分の醜さに向き合えない人間が、当たり前のことを「綺麗事」って言って卑劣な自分を守ってるだけなんじゃないかな
最近、俺はそう思います
50/23 07/27(Mon) 13:49:20M
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シンプル・フェイバー(2018)

人気女優の共演が話題だったミステリー作品
二転三転するミステリーとしての流れは良くできており面白いが、そのアイデアと作品を「映画として形にする」のには失敗したな、と思います
冒頭から終盤まで「なんとなくコメディとしてもウケるよう」な「スマートそう」な作り方にしているのがビンビンに伝わってくるものの、感覚的にこの作品を理解して取り組んでいるのがW主演を担ったアナ・ケンドリックのみのように感じます
逆にアナケンのそういう嗅覚のよさや、演技への取り組みは素晴らしいし、それが本作を凡作…いや駄作から救った唯一の要素だったのかな、と

冒頭から終盤を振り返って見てもやっぱりこのアイデアはブラックコメディとしてもっと振り切るべきで、そうすることでブレイク・ライブリーの「この作品の核たる唯一のシリアスシーン」がより輝きをはなったのになと思う
めちゃくちゃもったいない…
そしてこの映画が結局がっかりで終わった要因は「ルックに舵を切った」からだと思います
ブレイク・ライブリーといえば、兎にも角にも大人気ドラマ作品「ゴシップ・ガール」のセリーナなわけで、結局これでも、「ゴシップ・ガールのセリーナ役のブレイク」にされてしまっています
ブレイク自身も、ドラマ撮影期間中まさにゴシップ・ガールそのものであり、「ルブタン女(※ゴシップガールのセリーナが愛用したことで火がついたレッドボトムのハイヒール ブレイクも愛用)」から一向に抜け出せてません
だからこそ、映画も「オシャレなドレスを身につけたブレイクとアナがカワかっこいい!」「ほーら!ブレイクがまたルブタンを履いていますよ♪」「オシャレで素敵!」を入れるハメになり、だがブレイク自身はキャリアのため、「演技出来るんです!」演技となり、作品もミステリーなんだかコメディなんだかオシャンティなんだかダセェんだかわからなくなり、こうなるわけです
一体ブレイクのエージェントはなにをやっとるんだ…

そうしたディレクションのせいで結局編集も大事なシーンをBGMを物理的にデカくすることで重要さをアピール…みたいな失笑ごまかしテクを多用しておりなんだかな…
あとオシャレオシャレ言うてますけど、BGMの選曲からアナとブレイクの衣装まで「褒めるほど良くなくない…?」と懐疑的なのは俺だけなんでしょうか
アナやブレイクの美貌で誤魔化してるけど、お墓のシーンの衣装やブレイクの登場シーンとかまじめに酷いと思います
「GAPとエルメスを合わせるな」のシーンも「それをミスマッチにするというスタイリングがそもそも出来てないじゃない」とミランダ(cv:メリル・ストリープ)顔で鞄とコート投げつけたくなりました

かなりボロクソ気味ですが、出演俳優は端役まで実力者揃いなので退屈はしないかな
そうそう俳優といえばアンドリュー・レイノルズはすごく良かったです
ドラマ「GIRLS 」のゲイ役のときから注目してますが、コメディが上手い!この作品のいいアクセントになってました
最近映画で端役だけどよく見るようになって嬉しい!
50/1 09/01(Tue) 02:04:34M
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ラスト・クリスマス(2019)

冒頭から「ユーゴスラビア!?」とビックリ
「クレイジーリッチ!」出演でハリウッドで成功を収めたヘンリー・ゴールディングとGoTのデナーリスでおなじみエミリア・クラーク主演のクリスマス・ラブコメ
同じく「クレイジー・リッチ!」からミシェル・ヨー様がキャスティングされていて何か意味があるのかと思ったら「これ、ミシェル・ヨーの無駄遣いすぎない…?」となるなどキャスティングが面白い一作 良くも悪くも…

デナーリスでおなじみではあるけどエミリア・クラークはこういうキュートで笑顔が輝く役の方がハマってて好きです
もうクシャッとエミリアが笑うだけで可愛い…ラブコメってこういう女優がやっぱり輝くなぁ
ヘンリー・ゴールディングは「クレイジーリッチ!」同様、ぶっちゃけ可もなく不可もなくでもうちょっと面白みのある役が見てみたいかな…本当に悪くはないのだが…
話は結構ポンポンと進み、どんどん種明かしがされてくので飽きないけれどごめん…!予想が当たってしまった…!
結構良くある展開なんだけど、工夫も効いててセリフも練られてるなーとそれがピタっとハマった人には長く愛されそうな映画と思います
そしてなによりワム!の「ラスト・クリスマス」をこう解釈した人は居なかったのでは?思いがけないカタルシスで嬉しい驚きでした。そしてなによりエミリアの歌が上手い!

最近のラブコメは「惚れたはれた」のみではよっぽど終わらせてくれないのでなかなか脚本も頭を使ってます
その要素含め総合的に見て正直「佳作」といったところですが、楽しくてかわいいラブコメが見たい人には結構おすすめです