2 09/30(Tue) 02:25:55W

揺れるブランコにのり　月に手を伸ばせば
夜の囁き　風に消されて　愛の涙を
揺れるともしび　星をなぞれば
愛の炎で　その身を焦がして

3 09/30(Tue) 02:31:45W

冷たい炎に消えた春　時計の針は錆びついて
潮風に傷んだ双璧は　いつも彼らを待っている
記憶の海に沈みながら　あの日の言葉とすれ違う

4 09/30(Tue) 02:34:21W

君は下級生なんだから教室を出るのは最後だよ
わかりました　それまで掃除しておきます
本番は5分前だ忘れるな　はいいきます　更衣室はどこですか？６階です
間に合いません　私は下級生なので出演しなくとも成り立つでしょう
男子更衣室ですか　なぜですか　ここはテニス部がいます　違いますか？

5 09/30(Tue) 02:39:28W

君は焼けた時計のねじを巻くのをやめないから
僕は茹でた季節の皮を剥く
ボウルいっぱいに時を詰めて
いつまでも夢中になっている

6 09/30(Tue) 02:42:19W

静寂　
無の心で花を生ける
華道は人の心を映すという
私は無になれない
いつもあの人のことを考えてしまう
あの人の笑顔　あの人の涙　あの人の命
いつだってあの人の華を探してしまう
でもいつもあの人の華の隣りにいる華は
彼女だ

7 09/30(Tue) 02:50:20W

人間の尊厳を失った場合コペリウスは笑うのだろうか
頭がかゆいのでテレビをつけたら汗腺から体液があふれでるので困りました
しかしながら私は接続コネクタを忘れていたので事なきを得ることができたのですぐに準備しましたが
あいにく粒子バームが目を遮り難儀していたところ神経腺から針を入れて見えました
見えるので連絡をしたのですがやはりキーゼルバッハ部位への突起物による刺激は危険ですわかります
ただし刺激により出たものを小瓶にためましょうしばらく煮込み花はいらない草をください
ひどく怯えているけど大丈夫です

8 10/01(Wed) 01:26:07W

風と共に歌おう　土とともに眠ろう　太陽とともに駆け出そう
咲き誇れ
いとおしく

9 01/07(Wed) 19:28:18W

もうほとほと疲れ果てて
一声も
ため息も
なにも出ない
けれどそれでも
明日は珈琲一杯飲みほして
顔をあげて正面見据えて
索敵殺害

10 12/14(Mon) 17:55:13W

遠い雷鳴　霞む水平線
添加物をまぶした砂糖に群がる蟻が雨に流される
さぁさぁ舞いな　夕暮れがくる　カリグラフィ千躰系
體をねじり硬骨ならせ
さぁさぁ舞いな　生き狩りバイオグラフ
肢体を反らせ　目を見るな

11 12/15(Tue) 02:10:11W

聞けよ窓辺で　かたくなに夜は来て　ランダムに行く船団　見よ赤色　
饒舌に火を噴きあげて　今夜真実の街角で

12 12/15(Tue) 16:11:58W

夕暮れに　一人ぼっち
涙なんて　枯れ果てたのに
あなたの赤いネクタイが　やけに大人びて見えて
もう一度　言いかけた言葉は嗚咽に変わった
添加物ばっかの甘い甘いキャンディー
今はもう　似合わないの

13 03/14(Mon) 06:32:42M

雨がふっている
窓の外から猫の鈴の音　
トボトボ歩くわたしが見える　
傘が似合うねと言われた昔のことを
今でも心の支えにしてる
傘が似合うわたしでいたい
生きていない人みたいにいたい　

14 03/14(Mon) 06:55:59M

夜がふくらんで
月が僕の頭をかじりにやってきた