2 05/20(Sun) 18:07:15W (jpg/233KB)

俺ちゃん家にあった本
丹羽文雄　「有情（うじやう）」
昭和37年２月15日発行　新潮社

装丁こんな　化粧箱入りで表紙は布地っぽい
どこのバブル同人だよ

3 05/20(Sun) 18:09:43W (jpg/181KB)

お値段　やっす！！！！

4 05/20(Sun) 18:19:20W

作家も内容もググったら一発でわかるけだろうけど
読んでみます　というか丹羽氏たぶんすっごい有名文豪なような気も
しますが俺ちゃん最近の読書といえばなろう系をヘラヘラ読んでる程度
なので正直全然知らない・・・
この本がどういう経緯で家の本棚にあったのかもわからない
けども

予想としてはこれ文藝の皮被ったエロ本なんじゃない？と
思ってたりする

約180Pなので毎日30P少しづつ進めます

5 05/21(Mon) 17:40:24W (jpg/125KB)

早速30P読んでみた
なんでちまちま読むのかというと
読みにくい！！！！から俺ちゃんの気力がもたねえ！！
それだけです
昭和37年頃の人達は読みにくくなかったのだろうか
冒頭１Pこんなです

A5で縦１行？っていうのかな？
文字大きい・・もしかしてこれラノベ・・・

6 05/21(Mon) 17:47:36W

主人公　小説家５７歳
その妻　　　
主人公の娘　圭子
その夫俊太　アメリカ在住妊娠中であちらで出産するつもりらしい
主人公の息子　直　24歳　アメリカ留学中

主人公の弟　仙哉
その妻　季子
主人公の妻の姉

今のとこの登場人物　

7 05/21(Mon) 18:05:46W

主人公が小説家57歳って知ったときは
これ丹羽氏の夢小説なんじゃ・・って疑ったね！今でも疑ってるよ！！

物語は
主人公の弟が愛人との間の子供がいてなんと５歳にもなってると
いうのが発覚したってとこから
そしてそれを妻の希子に認めろって親族会議やってます
いきなりクズいな！
子供が赤ちゃんくらいなら引き取って愛人と別れさすつもり
だったが５歳ということでそれもできないと
いや愛人納得するのそれとツッコミを入れつつ読む

希子をなんとか納得させて収めるが
そのあと弟はもうバレたんでなんかおおっぴらに愛人宅に
行き来し始めたらしいとのこと
困ったもんだ・・と思い悩む主人公
ホントダネーと思って読み進むと俺も昔愛人2人ほどに子供できたけど
事前に始末させたからナーってしみじみ思いだしてる
ダメだこの兄弟！！！！

8 05/21(Mon) 18:22:47W

そんな中アメリカから娘の便りで
弟がなんかドイツ娘と付き合いはじめたみたいと知らせてくる
青い目の嫁とか連れてきたらどうしようとものすごく嫌がり心配する
主人公の妻
主人公もまあお遊びだろとなんとなく流す

がその後再び来た便りで直がドイツ娘と結婚して勝手に大学やめて
アメリカで就職したらしいと知らせがくる

主人公激おこ

が30Pくらいまでの内容でした
う〜〜〜〜〜〜んどういった種類の小説なのかまだわからん
家族のごたごた物語なのかな
今のとこエロない

直の描写で４０すぎのフランス人（男）に同居しない？と
誘われて承諾するくだりで主人公がそれ息子言い寄られてるんじゃないの
と心配してるとこがあるのでそこだけ私の目がカッと見開いたね
さてどうなるのやら

9 05/23(Wed) 15:20:03W

さてどうなることやらと続きを読んでみた
100Pまで
あれ！？ちまちま予定じゃなかったの
面白すぎて読むのやめられなかったの！！？？


な　　　　わけないわあああああ
ただ区切りのいいとこと思って読み進めてただけだよ！
ちなみにどうなることやらと言ってますが
どうもなってない
あと80Pしか残ってないのに何も進んでないよ！？
延々と主人公の回想！！！

激おこの主人公　妻はショックのあまり床に臥せぎみ
（ちなみに息子結婚まだで婚約だった・・すいません）
国際結婚ってそんなに嫌がれるものだったのでとちょっと驚いた

とにかく息子を帰らせようと電報打ったり激おこの手紙書きまくったりする
そしたら息子からは
彼女との婚約は後悔していない
縁を切るというならどうぞ２度と日本の土を踏む気もない
本気でなければだれが楽な生活を捨て朝晩働くというのか
お父さんには今まで物質的には十分なほどしてもらったが
愛情を感じたことは一度もない

という辛辣な返事が
一度も愛情を感じたことはない・・だと・・ということに
ショックを受ける主人公
それから自分のこと自分の両親のこととかの回想に入る
とりあえず100Pまで


まずこのお父さんから愛情を感じたことないキリッっていう
手紙を24歳成人男性
24歳成人男性（大切なことなので2度）をやっちゃてるのは
どうかと思うのよこれが10代ならうんまあ
しかも回想から見るとそーーーとーーーーなバカボンなんだなぁ直
親の金で飲みーの女にはいいように使われ―ので
主人公の目から見た息子だから余計そう見えるのかもしれないけど

今のとこ予想としては心機一転ダメ息子が海外で苦労するけどがんばる！
ドイツ娘も会うといい子（息子手紙でしか描写ないけど）
主人公と和解・・で終わるのかなぁ

正直読んでて苦痛です
主人公家から出てねえ！！引きこもり！！！！

10 06/03(Sun) 17:05:43W

お久しぶりです俺ちゃんです
読了しましたよ・・・
まあ読むの嫌になっちゃってポイしてたんだけど
あと80Pということでとりあえずは読んだ

読み終わって思ったのは
この本の読み方最初っから間違えてた自分！でした
起承転結のある物語息子の国際結婚ドタバタ物という先入観でとりかかったのが
間違いだよ

小説家である主人公が息子の国際結婚をきっかけに自分を見直す
みたいな
正直途中から高校の現国の教科書読んでる気分になった

だからネタバレすると最後まで息子の結婚については
話はまったく進んでないそれが主題ではないのだからそれでいいのだ
奥さんが愚痴言って私は反対ですよぷんすこ！って
言ってるけど主人公はもう受け入れ始めてるし
時間が解決するよ・・・みたいにふんわり終わる
まあ家族ってこんなもんだろーなー

11 06/03(Sun) 17:40:41W

で無事読み終わってからのお楽しみここからが本番
俺ちゃん早速ググってみたよ！

そしたらまあ丹羽文雄先生ったらスゲー御人でした
文化勲章て・・・まあザ文豪だな
あそちゃんたちは読書家が多そうなので俺ちゃんの丹羽氏に対する
ラノベ作家扱いにプークスクスしてそうだ・・・
正直すまんかった
すごい量の作品を残されているわけだが
なんで家にあったのよりにもよってこの「有情」だったんだろ？
どうせ読むなら丹羽氏の他の作品他の「物語」がよかった

だってさウィキにもあとがきにも書いてあったけど
この小説家主人公やっぱり作者本人なんだよどう見ても！
あとがきに我が家で起こった国際結婚を題材にとか
あと主人公の経歴家族関係ウィキにのってるまんまですしおすし

こういうの私小説っていうんだろうけどうーーん・・
少なくとも化粧箱入りにするほどのもんでもないわって
ひどい感想をなげつけてしまった
それとも昔の本ってみんなこんな感じだったのかな

あと読み直して気が付いたけど仙哉さんは主人公の義弟だった
どうでもいいかｗ

読書家でもなんでもない自分の感想なんてこんなもんだけど
あそちゃんが読んだらまた違うかもしれない
機会があったら読んでみて下さい


ウィキの先生の晩年はしんみりしてしまう・・・